出典：写真AC
https://www.photo-ac.com/main/detail/2946821
毎月一定の支払額で車に乗る「リース」と「ローン」。一見同じように感じられますが、毎月の支払額に含まれる内容や車を乗り換える場合など違ってきます。
借り入れた額を分割して返済するカーローンの他に、近年では「車のサブスク」という言葉もよく耳にします。車のサブスク(サブスクリプション)は、リース契約であり、車検や税金など車に関する諸費用全てリース料に含まれるなどの手軽さがありますが、注意点も数多くあります。
今回は、車のリースとローンの違いについてわかりやすく紹介します。
リースとローンの仕組みの違い
出典：写真AC
https://www.photo-ac.com/main/detail/23573507
・カーリースとは
お客様が乗りたいと思う車を、リース会社が購入して毎月一定額のリース料金でお客様に貸し出す契約です。
ディーラーとの値引き交渉が不要で、車の登録に関する費用や税金、車検や点検、オイル交換などのメンテナンス費用がリース料金に含まれているケースが多く、毎年の自動車税の支払いや車検の都度にまとまったお金を用意する必要が無いメリットがあります。
車に関する費用が全てリース料金に含まれるため、ローンの支払額と比較すると高めになるデメリットがあります。
法人の場合は、車を購入すると資産となるため減価償却が必要になり、会計が面倒になります。社用車をリース契約にすることで全額費用計上することが可能であり、会計処理が楽になるため社用車をリース契約する企業が多くなっています。
個人の場合は、法人のようなメリットがありませんが、車に関わる支出は毎月一定にしたい、車検やメンテナンスが面倒と考える方々から支持され、近年個人のカーリース契約も増加しています。
・カーローンとは
お客様が車を購入するために、銀行やディーラーの信販会社からお金を借りて、約束した年数で毎月一定額を返済する契約です。
ディーラーとの価格交渉はお客様自身が行い、少しでも安くなれば、毎月の支払額や支払期間を短くすることが可能です。
ディーラーローンでは、車の登録に関する費用や税金は、現金またはクレジットカードで支払うケースもあります。
毎月の支払額は、リースと比較して安くなりますが、車検や点検、オイル交換は毎月の支払いに含ませません。
なお、車検やオイル交換などのメンテナンス費用はメンテナンスパックを契約することでその都度の支払いが不要になり、その代金は毎月のローンに加算されます。
車は自由に使えるの？リースとローンの比較
出典：写真AC
https://www.photo-ac.com/main/detail/23209265
リースもローンも車は自分専用であり自由に使うことができます。
レンタカーやカーシェアと異なり、リース車でもナンバーは通常のナンバーです。つまり、リースもローンも車の保管場所は必須で車庫証明が必要になります。
・走行距離の制限はあるの？
リースの場合は、契約時に月の走行距離があります。例えば1,000km/月なら5年間の場合60,000kmが上限で、走り過ぎると違約金が発生します。
ローンの場合は、走行距離に制限はありません。
しかし、残価設定型ローンの場合は走行距離制限があります。残価設定型ローンで車を返却または乗換えを検討している場合は、走行距離に注意しましょう。再ローンや買い取って乗り続ける場合は、気にしなくても大丈夫です。
・ドレスアップはできるの？
リースの場合は、契約満了時に返却しなければなりません。借りた時と同じ状態ですので、車体に穴を開けるドレスアップやカスタムは出来ません。
ローンの場合は、自由にドレスアップ可能です。ただし、残価設定型ローンで車を返却する際にはリース同様、元の状態に戻す必要があります。
・途中で車を返したい場合は？
リースの場合は、未経過の月数に応じて違約金が必要になります。
ローンの場合は、売却して残債を清算するか、清算しきれなかった部分は現金または再び借り入れたお金で支払う必要があります。
・車が気に入ったので乗り続けたい場合は？
リースの場合、返却が基本です。3年リースの場合は、3年後の残価を加味しながらリース料を算出しているため、返却しなければなりません。
ただし、7年や9年など長期リースの場合は、その車の代金相当分を既に支払っていることから、契約次第では自分の名義に変更して乗り続けることが可能な場合があります。
ローンの場合は、そのまま乗り続けても問題ありません。ローンの支払いが終了したら毎月の支払不要で乗り続けることが可能です。
中古車なら支払額が抑えられる！自社ローンの選択もアリ
出典：写真AC
https://www.photo-ac.com/main/detail/23916856
新車の場合、車両価格が高額であることから、リース料金も毎月のローン支払額も大きくなります。
中古車の場合、同じ車種を選ぶ場合でも車両価格が安くなる傾向にあることから、リース料金や毎月のローン支払額は抑えられます。
中古車リースの場合は、リース料金に自動車税など税金が含まれていても、車検整備代などメンテナンス費用が含まれていない場合があります。通常のローンとよく比較して検討する必要があります。
・リースもローンも審査が必要
新車中古車問わず、リース契約でもローン契約でも審査があります。
審査に通らなかった場合、契約できず乗りたい車に乗ることが出来なくなります。
自社ローンの契約が可能な自動車販売店の場合、ブラックで審査に落ちた、パートのため審査に落ちたなど審査に通らなかったお客様でも、毎月一定の収入があるなど、支払い能力が認められれば自社ローン契約で車に乗ることが可能です。
リーズナブルな中古車も数多く販売されており、お得にマイカーを所有することが可能です。
・審査なしで車を購入する方法
一般的には審査なしで車を購入するには一括購入しかありませんが、カーライフグループでは審査なしで自社ローン契約をすることが可能です。ローン審査に不安があり、かと言って現在一括で車を購入できる状況でない場合は一度検討してみましょう。