OEM車両とは?

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OEM車両とは?

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「OEM車」と呼ばれる車をご存じでしょうか?

軽自動車でOEM車は多く、同じデザインなのにメーカーエンブレムが違う車を見かけたことはありませんか?

OEMとは、Original Equipment Manufactureの略で相手先ブランド生産、他社製品を自社ブランドで販売することです。

他のメーカーで製造した車を販売するメリットがあるのか、OEM車を中古車で買っても問題ないのか気になります。

また、OEM車は、オリジナルのメーカーの車種とグレード体系が異なる場合もあります。

今回はOEM車とは何か、OEMと呼ばれる車種、OEM車を購入するメリットや注意点を紹介します。

OEM車はこんなにある!OEM車を紹介

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OEM車は軽自動車を中心に、幅広く展開されています。

元々軽自動車を製造していなかったトヨタや日産で軽自動車が販売され始めたのもOEMがきっかけです。

・ダイハツが製造するOEM

ミライース:トヨタピクシスエポック、スバルプレオ+

タント:スバルシフォン

ムーヴ:スバルステラ

キャスト:トヨタピクシスジョイ

トール:トヨタルーミー

ブーン:トヨタパッソ

ロッキー:トヨタライズ

クー:トヨタbB(2代目)、スバルデックス (生産終了)

ハイゼットトラック&カーゴ:トヨタピクシストラック&バン、スバルサンバートラック&バン など

トヨタとスバルの軽自動車は全てダイハツが製造しています。

・トヨタが製造するOEM

プリウスα:ダイハツメビウス(生産終了)

カムリ:ダイハツアルティス

ノア(90系より):スズキランディ など

・スズキが製造するOEM

アルト:マツダキャロル

ワゴンR:マツダフレア

スペーシア:マツダフレアワゴン

ハスラー:マツダフレアクロスオーバー

MRワゴン:日産モコ(生産終了)

エブリイワゴン:マツダスクラムワゴン

キャリイ&エブリイ:日産NT100&NV100、マツダスクラムトラック&バン、三菱ミニキャブトラック&バン など

マツダの軽自動車は全てスズキが製造しており、OEMの歴史は古く、1989年に発売されたスクラムシリーズはキャリイ&エブリイ、同年発売されたオートザムキャロルはアルトのプラットフォームを使用しています。

・日産が製造するOEM

セレナ(C27まで):スズキランディ

フーガ:三菱プラウディア(生産終了)

シーマ:三菱ディグニティ(生産終了) など

日産デイズと三菱EKシリーズは、OEMに見えますが、日産と三菱が出資比率50:50で設立した合弁会社「株式会社NMKV」によって製造されています。

OEM車を販売するメリット

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OEM車の場合、供給する側は自社製品が売れるため、収益アップにつながるとともに、工場稼働率が上がり、生産コストも削減されます。

供給される側のメリットとして、新しい車を開発することなく、出来上がった車を販売するだけなので、開発コストがかかりません。

・トヨタはグループ企業で製造販売

トヨタとダイハツの場合、トヨタのグループ企業にダイハツ自動車工業があり、コンパクトカーの開発・生産ノウハウが高いため、コンパクトカー・軽自動車をダイハツが製造し、トヨタでも販売しています。

同じトヨタのグループ企業に日野自動車がありますが、小型トラックやマイクロバスをトヨタでも販売しています。

OEM車を購入するメリット

OEM車は、特に中古車価格でお得になる場合があります。人気があるかないかで中古車価格に影響します。

トヨタプリウスαの中古車を狙っている場合は、ダイハツメビウスを見つけたらお得に購入できる可能性が高くなります。

全体的な台数が少ないことと、5人乗り仕様のみですので、7人乗り仕様を狙うならプリウスαです。

日産セレナなどのミディアムクラスミニバンは人気で中古車価格も高めで推移しています。

セレナのOEM車、スズキランディはセレナよりも価格が安い傾向にあります。

ただし、ハイウェイスターモデル及びe-POWERモデルはありません。

・軽自動車は大きな価格差が出ない傾向

OEM車は軽自動車で多く販売されていますが、ダイハツミライースとトヨタピクシスエポックやスズキアルトとマツダキャロル、スズキワゴンRとマツダフレアなど一定の人気があるとともに台数が多いことからオリジナル車とOEM車の価格差はあまりありません。

トヨタで販売している小型車パッソやルーミーは人気が高く、販売台数も多いため、中古車価格はダイハツのオリジナル車よりも高めに推移する傾向にあります。

OEM車を購入する時の注意点

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OEM車を購入する時の注意点は、購入するときに安く購入できることが多い反面、手放す際に買取価格が安値になる傾向があります。

オリジナル車のイメージが強く、人気のある車種の場合、見た目だけで車名を間違えられます。

新車でOEM車を購入する際は、売却時や下取り時の下落に十分注意しましょう。

中古車で安く購入可能な車は、買取価格や下取り価格が安いためです。

スズキランディ(ノア)とダイハツアルティス(カムリ)は、新車ならどちらも全てのトヨタ販売店でオリジナル車を購入できます。

コンパクトカーや軽自動車は、オリジナル車との差が無い、もしくは車種によってはOEM車の方が人気があり、高い場合もあります。

OEM車の人気車はトヨタライズやルーミーで、ダイハツで製造するトヨタのコンパクトカーが中心です。

まとめ

OEM車は、相手先ブランド生産のことで、他社製品を自社ブランドで販売している車です。

ダイハツやスズキを起点とした軽自動車・コンパクトカーにOEM車が多く存在します。

OEM車の場合、車種によっては中古車価格がオリジナル車よりも安く販売される傾向にあります。良質なOEM車が、お得に販売されているのを見つけたら、早めに決断しましょう。

当社カーライフ大阪店でもOEM車両は販売しておりますので

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