
🚗 ユーザー車検ってどんなもの?
~自分で車検を通すという選択~
「車検の時期が近づいてきたけど、できるだけ費用を抑えたい」
そんな方の中には、“ユーザー車検”という言葉を耳にしたことがあるかもしれません。
今回は、自分で車検を受ける「ユーザー車検」について、仕組みや流れ、メリット・デメリットを分かりやすくご紹介します。

■ ユーザー車検とは?
通常、車検といえばディーラーや整備工場に依頼して行うのが一般的です。
しかし「ユーザー車検」は、車の持ち主本人が直接、陸運局(運輸支局)に車を持ち込み検査を受ける方法です。
もちろん、誰でも受けることができます。
個人でも、正しい手順を踏めばプロの整備工場と同じように検査を受けることが可能なんです。
そのため「中間マージンがかからない=費用を安く抑えられる」のが大きな特徴です。

■ どうやって受けるの?流れを簡単に解説!
- 予約をする
まずは「車検予約システム」で希望日時を予約します。
全国どこの陸運局でも受けられますが、事前予約が必要です。 - 必要書類を準備
・車検証
・自賠責保険証明書(新しいもの)
・納税証明書(軽自動車は注意)
・印鑑
これらを忘れると受けられないので要チェックです。 - 当日の受付・検査ラインへ
受付で書類を提出し、検査ライン(車の検査コース)へ進みます。
ここで、ライトやブレーキ、排ガス、スピードメーター、下回りなどがチェックされます。 - 合格すれば新しい車検証交付!
問題がなければその場で新しい車検証とステッカーが発行されます。
もし不合格でも、当日中に再検査が可能です。

■ 費用はどれくらい違う?
通常の整備工場やディーラーに依頼すると、
整備費・代行費・点検費用などを含めて8~12万円前後が相場です。
一方、ユーザー車検では、
・重量税
・自賠責保険
・検査手数料
のみを支払えばOK。
4~6万円程度で済むケースも多く、
「自分でやる手間はあるけど、その分かなり節約できる!」というわけです。

■ でも注意点もあります!
「安いならユーザー車検でいいじゃん!」と思うかもしれませんが、
実は注意点もいくつかあります。
- 整備・点検は自己責任
ユーザー車検では“検査”しか行いません。
ブレーキパッドの摩耗やオイル漏れなど、整備が必要な箇所は自分で事前にチェックする必要があります。
つまり、「検査に通る=安全に走れる」ではないのです。 - 慣れていないと時間がかかる
初めての人にとっては、書類記入やライン検査が少し難しく感じるかもしれません。
特に平日は混み合うこともあるため、時間に余裕を持って行くのがおすすめです。
■ どんな人に向いている?
✅ 車の整備や構造にある程度詳しい人
✅ とにかく費用を抑えたい人
✅ 平日に時間の取れる人
このような方には、ユーザー車検はとても向いています。
逆に「車に詳しくない」「時間がない」「不具合があるかもしれない」という方は、
整備付きの通常車検の方が安心です。
■ まとめ:自分で挑戦?プロに任せる?
ユーザー車検は、“安く済ませたい方”には魅力的な選択肢です。
一方で、整備の知識や時間の確保が必要になるため、
「安全性」「確実性」を重視するならプロの点検付き車検がおすすめです。
